ME/CFS患者を診療されている医療機関様へ 研究協力のお願い

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(Myalgic Encephalomyelitis/Chronic Fatigue Syndrome: ME/CFS)とは、
これまで健康に生活していた人がある日突然原因不明の激しい全身倦怠感に襲われ、
それ以降、強度の疲労感と共に、微熱、頭痛、筋肉痛、思考力の障害等の症状が長期にわたって続くため、
健全な社会生活が送れなくなるという病気です。
この度、平成28年度に新たに採択された日本医療研究開発機構(AMED)の研究班によって、
有効な治療法の開発につながることを目的に、ME/CFSの病因・病態に関する臨床研究が行われることとなりました。
ご協力いただける患者様には専用の診察枠を設けておりますので、
かかりつけの先生からご紹介もしくは直接当院へご連絡いただきますようお願い申し上げます。

ご紹介にあたって

下記の研究参加用診察申込書と臨床研究参加条件確認書、問診票をダウンロードいただき、
必要事項をご記入の上当院へFAXしてくださいますようお願い致します。

お申し込み先

ナカトミファティーグケアクリニック
FAX 06-6233-6137

研究へのご参加について

PS値について

PS値:PS(Performance status)による疲労・倦怠の程度

0 倦怠感がなく平常の社会生活ができ、制限を受けることなく行動できる
1 通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、疲労を感ずるときがしばしばある 
2 通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、全身倦怠感のため、しばしば休息が必要である 
3 全身倦怠感のため、月に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である
(社会生活や労働ができない「月に数日」には、土日や祭日などの休日は含まない。また、労働時間の短縮など明らかな勤務制限が必要な状態を含む)
4 全身倦怠感のため、週に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である
(健康であれば週5日の勤務を希望しているのに対して、それ以下の日数しかフルタイムの勤務ができない状態。半日勤務などの場合は、週5日の勤務でも該当する)
5 通常の社会生活や労働は困難である。軽労働は可能であるが、週のうち数日は自宅にて休息が必要である
(フルタイムの勤務は全くできない状態。「軽労働」とは、数時間程度の事務作業などの身体的負担の軽い労働を指し、身の回りの作業ではない)
6 調子の良い日には軽労働は可能であるが、週のうち50%以上は自宅にて休息している 
7 身の回りのことはでき、介助も不要であるが、通常の社会生活や軽労働は不可能である
(1日中、ほとんど自宅にて生活をしている状態。収益につながるような短時間のアルバイトなどは全くできない。ここでの介助とは、入浴、食事摂取、調理、排泄、移動、衣服の着脱などの基本的な生活に対するものをいう)
8 身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している
(外出は困難で、自宅にて生活をしている状態。日中の50%以上は就床していることが重要)
9 身の回りのこともできず、常に介助がいり、終日就床を必要としている

新しい研究の流れ

〈医療機関様よりご紹介いただく場合〉

研究参加用診察申込書、臨床研究参加条件確認書、問診票 をダウンロードいただき
必要事項をご記入の上、当院へFAX(06-6233-6137)していただきますようお願い申し上げます。

医療機関様より紹介
ご連絡いただいた医療機関へは、1週間程度で受診の可否のご連絡を致します。1回目の受診の日程は、1~3か月後を予定していますが、できるだけ早くご希望の場合は当院へお電話(06-6233-6136)でご相談ください。
1回目の受診 3泊4日(宿泊費用、交通費は自己負担)
  • 火曜日:中富医師の診察(診断の確認)
  • 水曜日:倉恒医師の診察(研究参加基準の確認)
  • 木曜日:大阪市大病院の受診(倫理委員会同意書の記載、PET検査の日程決定)
  • 中富医師と倉恒医師それぞれの受診が必要となります。
  • まず中富医師による診察をお受けいただき、研究参加可能性のある方のみ倉恒医師の診察をお受けいただきます。
  • 中富医師の診察と倉恒医師の診察は別日になります。
  • 診断基準に加え、研究参加基準を満たしているか確認します。
  • 症状によっては、検査を行ったり、複数回の受診が必要となったりする可能性があります。
  • 保険診療(3割負担で1回2,000~10,000円程度)になります。
  • 中富医師の診察において基準を満たさないと判断された場合は、1日目の診察で終了となります。
 
2回目の受診 4泊5日(宿泊費用、交通費は自己負担)
  • 1回目の受診時に、PET検査と大阪市大検査の日程をご相談して決めています
  • 日曜日:PET検査(MIクリニックにて実施(大阪府豊中市小路1-12-13))
    2時間程度(検査費用:無料)
  • 木曜日:大阪市大医学部の疲労特殊検査 1.5時間程度(検査費用:無料)
    診察費用のみ必要(保険診療 3割負担の方で800~6,000円程度
    特殊検査(血液検査、自律神経機能検査、睡眠覚醒リズム検査、睡眠ポリグラムなど)
  • 検査のための受診は日曜日と木曜日の2回のみで、日曜日/木曜日の組み合わせと木曜日/日曜日の組み合わせがあります。
  • 大阪近隣の方は、自宅からの通院が可能ですが、遠方の方は伊丹空港もしくは新大阪駅近くのホテルに宿泊されることをお勧めします。

なお、PET検査をご希望されるME/CFS患者様でご紹介医が見つからない場合は、
患者様ご自身でお申し込みいただくことも可能です。
当院の診察でME/CFS診断基準のチェックを受けていただきますので、
受診日までに「問診票」のご記入をお願いいたします。

ME/CFS診断基準を満たすことが確認できた後は上記のような臨床評価のための検査や診察をグループ化した
「新たな研究の流れ」に沿った簡便な方法をご利用いただくことも可能ですので、当院までご相談ください。

※全ての患者様を上記プランでご案内できるわけではありません。診察枠には限りがあります。
以下、従来の診察の流れでご案内する場合もございます。合わせてご確認下さい。

研究の流れ

〈医療機関様よりご紹介いただく場合〉

研究参加用診察申込書、臨床研究参加条件確認書、問診票 をダウンロードいただき
必要事項をご記入の上、当院へFAX(06-6233-6137)していただきますようお願い申し上げます。

医療機関様より紹介
数日~数週間後
当院受診
  • 中富医師と倉恒医師それぞれの受診が必要となります。
  • まず中富医師による診察をお受けいただき、研究参加可能性のある方のみ倉恒医師の診察をお受けいただきます。
  • 中富医師の診察と倉恒医師の診察は別日になります。数日から数週間開くこともありますのでご了承ください。
  • 診断基準に加え、研究参加基準を満たしているか確認します。
  • 症状によっては、検査を行ったり、複数回の受診が必要となったりする可能性があります。
  • 保険診療(3割負担で1回2,000~10,000円程度)になります。
数日~数週間後
大阪市立大学医学部
付属病院へ紹介
  • 研究参加決定、同意説明とPET検査、疲労検査のスケジュール調整を行います。
  • 保険診療(3割負担で800~6,000円程度)になります。
数日~数週間後
検査実施
  • PET検査は日曜日、疲労検査はその前後の木曜で実施予定です。
  • 詳しい日程については研究参加決定時にご説明します。
  • 検査結果については主治医の先生にお送りすることも可能です。

〈患者様ご自身でお申し込みいただく場合〉

当院へお電話(06-6233-6136)していただき、研究参加ご希望の旨をお伝えください。
医療機関様からご紹介の方に比べ、診察までの日数やご受診の際の診察時間が長くなったり、
ご受診回数が多く必要になったりする可能性があります。
かかりつけの病院がある方は、なるべく医療機関様からお申し込みいただきますようお願い申し上げます。

お申し込み
  • 06-6233-6136へお電話いただき、研究参加ご希望の旨をお伝えください。
  • 日程については限りがございます。ご希望に沿えない場合もありますのでご了承ください。
  • 受診日までに問診票のご記入をお願いいたします。
数日~数週間後
当院受診
  • 倉恒医師と中富医師それぞれのご受診が必要となります。
  • 中富医師の診察と倉恒医師の診察は別日になります。数日から週間開くこともありますのでご了承ください。
  • 予約状況によりどちらの診察が先になるかは当院にて判断いたします。患者様ご自身にお選びいただくことはできませんのでご了承ください。
  • 診断基準に加え、研究参加基準を満たしているか確認します。
  • 症状によっては、検査を行ったり、複数回の受診が必要となったりする可能性があります。
  • 保険診療(3割負担で1回2,000~10,000円程度)になります。
数日~数週間後
大阪市立大学医学部
付属病院へ紹介
  • 研究参加決定、同意説明とPET検査、疲労検査のスケジュール調整を行います。
  • 保険診療(3割負担で800~6,000円程度)になります。
数日~数週間後
検査実施
  • PET検査は日曜、疲労検査はその前後の木曜で実施予定です。
  • 詳しい日程については研究参加決定時にご説明します。
  • 検査結果については主治医の先生にお送りすることも可能です。

Q&A

Q.1何のための研究ですか?
A.慢性疲労症候群(CFS)の治療法の開発につながる病態把握、簡易スクリーニング法の開発のための研究です。この研究により、病気の診断が今までよりも簡単で確実になったり、治療に役立つ薬の開発につながることを目指しています。
Q.2どれくらいの費用がかかりますか?
A.研究参加決定までの当院の診察は保険診療となります。保険の種類や診察内容によって負担額は変わりますが、3割負担の方で初回の診察が2,000~2,500円程度(検査を行う場合はさらに2,000~8,000円程度)、2回目の診察が500~1,500円程度になることが多いです。研究参加が決定した場合、それ以降の検査については患者様のご負担はございませんが、研究参加のための交通費、宿泊料等は患者様のご負担となります。
Q.3どれくらいの日にちが必要ですか?
A.研究自体は年単位の計画であり、研究参加決定までも数か月から一年程度必要となる予定です。詳しくは【研究の流れ】をご確認ください。
Q.4車いすを使用していますが研究に参加できますか?
A.当院のあるビルにはエレベーターがありますが、あまり大きなものではありません。またお手洗いをご利用いただく場合は必ず階段があります。当院、その他検査機関におきましても原則介助にあたるスタッフはおりませんので、ご自身で移動が可能もしくは介助者が同行できる方が対象となります。
Q.5外国人でも研究に参加できますか?
A.条件に該当されれば参加可能です。まずはかかりつけの先生にご相談ください。なお、日本語以外での対応はできませんので、通訳等が必要な場合はご自身でご準備ください。
Q.6もし途中で研究参加をやめたくなったらどうすればいいですか?
A.研究参加はいつでも辞退していただけます。もし辞退をご希望の場合はスタッフもしくは担当の医師へお申し出ください。
Q.7受診の結果研究対象外となった場合、もう通院できませんか?
A.一般の患者様と同様にご通院いただけます。診断や研究参加可否にかかわらず、引き続き当院での治療・診察等をご希望の方はお申し出ください。なお、大阪市立大学医学部附属病院疲労クリニカルセンターは、慢性疲労症候群の診断基準を満たした方のみを通院対象としております。
Q.8遠方に住んでいるのですが、交通費や宿泊費の補助制度はありますか?
A.研究費による補助制度はありません。患者様自身でご負担いただきますのでご了承ください。
Q.9現在18歳ですが、研究に参加できますか?
A.今回の研究は20歳以上の方が対象となります。
Q.10慢性疲労症候群だと思うのですが、特に通院はしていません。研究に参加することはできますか?
A.先に診断基準、症状の経過などを把握させていただき、適格基準を満たすかどうかの判断が必要になります。まずはお近くの内科、総合診療科等にてご相談ください。医療機関からの紹介が困難な場合は別途ご相談ください。

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