近年、うつ病などのメンタルヘルス不調による休職者は増えています。従業員の過労やストレスへの対応は企業にとっても欠かせない問題となりました。
当クリニックは、医療法人あけぼの会との産学連携によって実績を培ってきた関西福祉科学大学EAP研究所と連携。うつ病などによって休職中の方へ、他者との関わりやさまざまな作業活動を通じて精神機能の向上、対人関係能力、作業能力の改善を図り、スムーズな職場復帰をサポートします。
「ストレスは人生のスパイスである」という生理学者ハンス・セリエ(1907〜 82)による名言をもとに、休・復職というストレスフルな体験を“人生をより豊かな味のあるものに変えるスパイスにできれば”という思いを込めた愛称です。
企業が抱えるメンタルヘルス不調者の問題にいち早く取り組んできた実績を持つ関西福祉科学大学EAP 研究所と、疲れに悩む人々に向けたさまざまなフォロー&ケアを行う当クリニックが連携することで、複合的な課題解決プログラムを実現。関西福祉科学大学EAP研究所を当クリニック内に設置しており、一般向けとしては全国で唯一となるクリニックと大学の連携による復職支援プログラムを実施します。主なプログラムは関西福祉科学大学から専門家が来院して行います。
EAP研究所では、産学協同におけるEAP活動と共に、職場のストレス・メンタルヘルス問題解決のための研究活動を行っています。またその一環として、企業のメンタルヘルス担当者向けの講座等を実施しています(職場メンタルヘルス事例検討会、メンタルヘルス推進者育成プログラムなど)。
EAP研究所のWebサイトはこちらをご覧ください。 ※EAP : Employee Assistance Program 従業員支援プログラムアメリカで発展してきた従業員の個人的問題解決支援のためのプログラムです。従来のメンタルヘルスサービスとは異なり、問題についてさまざまな見地から徹底したアセスメントを行うことで、問題の解決支援を図ります。日本の職場風土や制度に適した実践方式によって大きな成果をあげています。
復職支援プログラムは主治医の同意のもとに実施しますので、主治医を変更することなく参加していただくことが可能です。また必要に応じて主治医、また企業ご担当者様と情報交換を行いながら進行させていただくことで相互の連携が図れるように、万全のサポート体制を整えています。
クリニックでは、大阪市立大学疲労クリニカルセンターによって開発された疲労検査を導入しており、睡眠や心身の状態を客観的に評価することができます。検査結果についてスタッフがアドバイスを行い、SPICEプログラムがスタート。検査結果は参加者の方だけでなく、必要に応じて主治医や企業の方にも説明させていただきます。
疲れの状態が見える化されるため、目標の設定が容易で、プログラムへの参加もスムーズに行うことが可能です。
○ 都心にあるクリニックでより実践的なトレーニングが可能
○ 同じ悩みや目標をもった仲間との交流
○ 経験豊富な専門家によるアドバイス
○ 企業の復職支援制度に組み込んだ活用が可能
○ 再発・再休職のリスクを低減
○ 復職判定に有用な情報の提供
※精神科ショートケアとして保険が適用されます。また自立支援医療の利用が可能です。
SPICEプログラムの詳しい内容や、
対象となる方についての説明会を開催しています。 まずはご予約の上、お気軽にご参加ください。