お知らせ

2015.6. 2
日本疲労学会参加のご報告

 第11回日本疲労学会総会・学術総会が5月15日、16日に山口県総合保険会館にておこなわれました。

 当院の院長もシンポジウムにて「米国より提唱された SEID の概念について」と題した講演をおこない、臨床部会での討議にも参加致しました。
 2月に米国において慢性疲労症候群/筋痛性脳脊髄炎についての新しい診断基準と全身性労作不耐症(SEID)という名称の提案がなされましたが、その経緯と内容について発表しました。診断の困難さと名称からくる誤解を正すことを目的に学術的な文献検索や協議をもとに提唱されたものですが、まだまだ賛否両論が多く、米国でもどのようにすすんでいくのかは未知数です。


 今回は疲労学会において、そのような動きがあることを報告し、日本における慢性疲労症候群にかかわる研究者、臨床医と協議の場をもちました。